アーユルヴェーダ大百科

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ごまサラダ油は熱処理(キュアリング)不要!

   

ごまサラダ油は熱処理(キュアリング)不要!

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アーユルヴェーダにおいて必需品ともいえる「ごま油」。

アーユルヴェーダでは最も体に良い万能薬として、トリートメントのベースに使われるオイルです。

日本でトリートメントをする際は「ごまサラダ油(白ごま油、生搾りごま油)」が最も手に入りやすく香りも少ないためトリートメントに適している、と紹介されていますよね。

ただしアーユルヴェーダ関連の書籍を読むと、「ごま油はオイルマッサージで使う際、熱処理(キュアリング)が必要」という説明が必ずあります。

熱することでごま油の栄養価を高め肌馴染みを良くする、といわれていますが「オイルを熱して、温度を測って、冷まして、、、」という工程は少し億劫に感じますよね。

そんな中、アーユルヴェーダ医師である上馬場和夫先生の著書『インドの生命科学 アーユルヴェーダ』に「ごま油は熱処理不要」という朗報が記載されていましたのでご紹介いたします。

栄養価はオイルを加熱しても増えない

そもそもごま油を熱するのはごま油に含まれている「セサモリン」という成分をより抗酸化作用の高い成分へと変化させるため。

しかし、上馬場先生によると日本で市販されているごまサラダ油は、その製造工程(脱色工程)の中で、すでに「セサモリン」が「セサミノール」という強い抗酸化作用物質に変化している、とのこと。※1

そしてセサミノールは加熱によって増えることはなく、むしろ120度を超えて熱し続けるとセサミノール自体が破壊されてしまう、とおっしゃっています。

加熱処理は質感を調整するため

では栄養価が変わらないにも関わらず何故加熱処理をするかというと、加熱処理することで「オイル中の水分など不純物を飛ばし、オイルの質感を調整するため」とのこと。

オイルは加熱すればするほどさらっとするようで、乾燥しがちなヴァータタイプの方にはあまり加熱しすぎないしっとりしたオイルを使用し、一方で体に水分をためやすいカパ体質の方には程よく加熱したさらっとしたオイルを使用することがおすすめな様です。

「質感うんぬんよりも手間を省きたい。。」というずぼらな筆者タイプの方は、加熱処理することなくそのままごまサラダ油をトリートメントに使用してOKのようですよ!

※1:ごまサラダ油の種類によっては「セサモリン」がオイル中に残っており、熱することで「セサモリン」が変化し抗酸化効果がアップする場合もあります

参考文献:

上馬場和夫(1996)『インドの生命科学 アーユルヴェーダ』農山漁村文化協会


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