アーユルヴェーダ大百科

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頭と体をスッキリ!耳のマッサージ

   

頭と体をスッキリ!耳のマッサージ

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朝晩の冷え込みも厳しく、本格的な冬を感じるようになった今日この頃。

寒い日が続くとどうしても体調が優れなかったり、気分も沈みがち、なんてこともありますよね。

今日はそんな時におすすめの「耳のマッサージ」をお伝えします!

極めて簡単!耳を引っ張るだけのマッサージ!

今日お伝えする耳のマッサージは東京大学大学院で身体教育学を研究し、ボディワーカーとして多くの講演を行っている藤本靖先生の著書『耳ひっぱり』で紹介されているもの。

頭と体をスッキリさせてくれるマッサージですが、やり方は驚くほどに簡単なので早速ご紹介いたします!

①立ったままでも座ってもどちらでもOK。背筋を伸ばし、姿勢をらくにする。

②視線は目の高さで。遠くの水平線を見ているようなイメージをもつとより効果的。

③両耳を指でつまむ。中指を耳の内側に、親指は耳の後ろに。2本の指で耳の付け根辺りを軽く挟むように。

④両耳を頭の側面から2,3mm浮かせるように横に引っ張る。(1分程。真横に引っ張るというより気持ち斜め後ろに)

耳を引っ張る時の注意点は以下の3点↓

※引っ張り過ぎない。心地よいと思う力で引っ張る

※呼吸を合わせる。息を吐くときに耳を引っ張り、息を吸う時に引っ張る手を少し緩める

※両肘は内側に閉じず、横に開く

驚くほど簡単なマッサージですが、何だかや体がスッキリし、シャキッとした気持ちになるのが不思議です。

アーユルヴェーダでは耳は重要な部位!

実はアーユルヴェーダでは体の中でも特に「足」と「頭」、そして「耳」が最も重要な部位として考えられています。

「足」と「頭」が重要なのは何となくイメージできますが、「耳」が重要というのは意外ですよね。

では何故耳を引っ張ることで頭や体がすっきりするのでしょうか。

「耳ひっぱり」を提唱されている藤本先生曰く、「耳を引っ張ることで【頭の芯】と【身体の芯】が適正な位置に戻る」とのこと。

ここでいう【頭の芯】というのは頭蓋骨の中のほぼ中心にあり脳を乗せている蝶形骨。

ストレスや体の歪みから蝶形骨が頭蓋骨の中のあるべき位置からずれてしまうと、蝶形骨のすぐ上にある視床下部の働きが低下してしまいます。

視床下部の働きが低下するということは自律神経がうまく働かないということなので、結果として疲れやすい身体になってしまうのです。

そして【身体の芯】とは横隔膜のこと。

横隔膜はみぞおちの奥にあり、呼吸の動きをつくっている筋肉です。

実は「何もしていないのに疲れるな」と感じる方は横隔膜が固くなってしまっている人が多いよう。

横隔膜が固くなってしまっていると深い呼吸ができず、また身体がリラックスできないため、たとえ睡眠をとっても充分に身体を休まりません。

そのうえ横隔膜が緊張していると、横隔膜のすぐ下にある胃腸も圧迫され、それら内臓の機能も低下していまい全身の不調へと繋がるのです。

この【頭の芯】である蝶形骨と【身体の芯】である横隔膜は、実は筋膜という内臓や筋肉を包みこむシートのような組織でつながっています。

そのため蝶形骨がゆがんだり緊張すると、そのゆがみや緊張は横隔膜にも伝わり固くなっていってしまうのです。

しかし逆にいえば、蝶形骨の緊張をほぐしてあるべき正しい場所に戻すことは、横隔膜への負荷も無くすことにもつながります。

蝶形骨を整えることで頭も体もすっきりすることができるのです。

蝶形骨は頭の両側面にある側頭骨に挟まれています。

そして耳は側頭骨にくっついているため、耳を引っ張ることで側頭骨を外側へと開き、側頭骨と蝶形骨の間に空間をつくることで、蝶形骨を正しい場所に戻しストレスを軽減させていきます。

耳を引っ張ると何となく気持ちい、というのは感じたことがある方も多いと思うのですが、それにはきちんとした理由があったようです。

いつでもどこでもできるマッサージですので、気分転換にぜひお試しください!

 

参考文献:
藤本靖(2013)『1日1分であらゆる疲れがとれる 耳ひっぱり』飛鳥新社

著者のサロン紹介
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