アーユルヴェーダ大百科

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病気を招く!間違った運動習慣

   

病気を招く!間違った運動習慣

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皆さんは日頃運動をする機会はあるでしょうか??

筆者は暑さに弱く、どうしてもこの時期は運動から遠ざかってしまいがちなのですが、外に出てみると暑さに負けず朝早くからウォーキングをしている方やジムでトレーニングしている方が多くいらっしゃり、思わず反省してしまいます。

「運動=健康」というイメージのせいか「運動しなきゃ」という気持ちは募るもののなかなか行動に起こせない日が続いているのですが、東京都健康長寿医療センター研究所在籍の医学博士 青柳幸利の著書『なぜ、健康な人は「運動」をしないのか?』によると「間違った運動=健康増進の効果がなく場合によっては病気を招く」ということなので、いざ運動をする時には少し注意が必要かもしれません。

「意味のない運動」「健康を損なう運動」

青柳先生が65歳以上の方5000人を対象に行った研究によると、「毎日ジョギングをしている」「ウォーキングが趣味」といった健康意識が高く実際に運動をしている人=健康体質というわけではなく、例え毎日運動をしていたとしても、うつ病や糖尿病、脳梗塞等の病気を急遽発症することがあるとのこと。

そしてきちんと病気を予防し健康を実現するためには運動であれば何でも良いわけではなく、「中強度の運動」を意識して実践することが重要、とおっしゃっています。

「中強度」とは簡単に説明すると、運動により体にかかる負荷が「高強度(=負荷が高すぎる)」や「低強度(=負荷が弱すぎる)」でなく、その中間である「中くらいの強度」の運動ということ。

ちなみに運動強度の目安はこちら↓↓

・低強度 : 簡単な家事、ゆっくりとした散歩、ゲートボール
・中強度 : 早歩き、山歩き
・高強度 : ジョギング、かけ足

「低強度」や「高強度」の運動では健康増進・病気の予防への効果は期待しにくく、「中強度」の運動こそが病気を防ぎ健康体へと導いてくれる、とおっしゃっています。

というのも運動の負荷が低強度の場合、新陳代謝の活性化や骨・筋肉・心肺機能の強化といった効果は見込めず、血圧や血糖値を下げる効果も期待できない、とのこと。

一方運動の負荷が高強度であった場合、活性酸素が過度に発生することで細胞の老化を招き、糖尿病や高血圧症、動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中などの生活習慣病を引き起こすことにつながってしまうのです。

もちろん学生の時など年齢が若い時に高強度の運動をしたとしても、体の抵抗力が高いため問題ありません。

ただし年齢を重ねた後に学生時代と同じように高強度の運動をした場合、同じ抵抗力を備えているわけではないため、免疫力が落ちて病気にかかりやすくなってしまうのです。

もちろん高強度の運動が必ずしも体に悪であるわけではないものの、過度の運動には注意が必要となります。

歌は歌えないけど人と会話ができる程度の速度の早歩き

では実際に中強度の運動をするとなると、どうすればいいのか。

青柳先生がおっしゃるには、「歌は歌えないけど人と会話ができる程度の速度の早歩き」が中強度の運動として最もおすすめとのこと。

また研究の結果、このような中強度の運動を毎日20分行うことで、以下の病気や症状を予防できることがわかったそうです。

・うつ病
・骨粗しょう症
・骨折
・高血圧症
・糖尿病
・脂質異常症
・心疾患(狭心症・心筋梗塞)
・脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)
・認知症(血管性認知症・アルツハイマー病)
・ガン(結腸ガン・直腸ガン・肺ガン・乳ガン・子宮内膜ガン)

アーユルヴェーダでは健康を実現するため、「うっすらと汗をかく程度の運動を毎日20分~30分行うのがベスト」といっていますが、これは青柳先生のいう中強度の運動と重なるのではないでしょうか。

今後運動をする際は、ただ何となく運動するのではなく「中強度の運動」ということもぜひ意識してみてくださいね。

参考文献:
青柳幸利(2014)『なぜ、健康な人は「運動」をしないのか?』あさ出版

著者のサロン紹介
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