アーユルヴェーダ大百科

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早起きで便秘は治る!

      2015/01/30

早起きで便秘は治る!

便秘に悩まされている女性は多いのではないでしょうか。

実に日本人女性の2人に1人は便秘もちといわれています。

便秘になるとお腹が張って太ったように思えたり、空腹感がなくて食事が美味しく感じなかったり、場合によっては痛みを感じることもあり、と辛いものですよね。

すぐにでも解消したい便秘ですが、アーユルヴェーダの教えには便秘を解消するヒントが詰まっています。

その一つが「早起き」なのです。

一見、起きる時間と便秘には関係がなさそうに思えますよね。

ここでは何故早起きが効果的なのか、ご説明いたします。

朝は排出・排泄の時間!

アーユルヴェーダにはディナチャリアという1日の理想的な過ごし方が説かれています。

その中で説かれている朝の過ごし方はこちらです。

日の出前に起床

排泄

歯磨き・舌磨き

洗顔

白湯を飲む

オイルによる目・耳・鼻・喉の洗浄

体全体のオイルマッサージ

運動

シャワー

着替え・朝食

日の出前に起床というと、日本では冬では6時頃、夏だと5時頃とまさに早い時間帯ですね。。

ただディナチャリアでは朝食までに色々とやるべきことがあるので、これくらい早くないと実践できないのかもしれません。

では何故このように沢山のステップがあるかというと、アーユルヴェーダでは起床後すぐの朝の時間を「体内から老廃物を出す時間」と捉えているからです。

排泄、歯磨き、舌磨き、洗顔、オイルによる各所の洗浄などは体にとって不要なものや汚れを取るための行為ですよね。

また一見関係なさそうな「オイルマッサージ→運動→シャワー」という行為も、オイルを肌になじませて皮膚の内側に存在する老廃物の通りをよくし、運動で汗をかくことで皮膚からそれら老廃物を汗と一緒に出してシャワーで流す、という考えに基づいて行われています。

そして本題である便秘解消につながるステップは「日の出前に起床(早起き)→排泄」、そして「白湯」にあります。

これらは医学的にみても大変便秘解消に効果的なのです。

「トイレの時間」きちんととっていますか?

便秘は大きく分類するとストレス性便秘、弛緩性便秘、直腸型便秘の3タイプに分けられます。

ストレス性便秘:ストレスで大腸が痙攣して適切に動かず、便が大腸に溜まる(解決策:ストレス解消、生活習慣を正すこと)

弛緩性便秘:食物繊維が足らず、大腸が「便がある」と気付かず動かないため便が溜まる(解決策:食物繊維の接種、運動)

直腸型便秘:直腸の力が弱まり、便意があっても便を出すことができない。加齢や出産が原因でなりやすい。(解決策:筋トレ)

便秘で悩む女性の多くが弛緩性便秘であるといわれています。

便秘になる理由も明確なため「便秘解消には生活習慣を正すこと(食事、運動、ストレスの解消など)」といわれますが、1つ忘れがちなことが「トイレの時間をきちんととること」なのです。

というのも、排泄のタイミングには限りがあり、このタイミングを逃してしまうと便秘になってしまうのです。

便の排泄には大蠕動運動という腸の動きが必要となります。

これが最も活発になるのが起床後すぐの時間帯。

また胃にものが入った時も、その30分~60分後に大蠕動運動よりも小さい動きである蠕動運動が起こります。

つまり起床後すぐに胃にものを入れると、その後60以内に大蠕動運動と蠕動運動が合わさったピークが起こりやすいのです。

そして大蠕動運動は10分~30分程で終わってしまい、1日に1回~2回しか訪れないので、このタイミングを逃すわけにはいきません。

タイミングを逃さないためにも「早起き」が必要であり、「トイレの時間」をきちんと確保しておくことが重要なのです。

この効果を最大限活かすためにも、アーユルヴェーダの教えを少しアレンジして「早起き→歯磨き・舌磨き→白湯を飲む→大蠕動運動が起こったら排泄」という流れがおすすめです。

白湯を飲むことで胃が刺激され、蠕動運動が起こりやすくなるのです。

その他のあまり知られていない便秘解消のポイント

便秘解消に向けたその他の小さなポイントは以下の通り。

  • 食べ過ぎな人は食事量を少し抑える : 食事量が多いと胃などの消化器官に血液が集中し大腸などの排泄器官に血液が回らず、それら器官の活動が抑えられてしまいます
  • 夜ご飯は早めに食べる : 夜ご飯と起床時間の間が長ければ長いほど大蠕動運動は起こりやすいといわれています
  • トイレに10分入って出なければあきらめる : 無理に毎日だそう、という思い込みがストレスを招き、便秘を悪化させてしまいます

大腸に便が溜まったままだと悪玉菌が有害物質を発生し続けます。

それら有害物質を大腸が水分と一緒に吸収し、血液と共に体全体に巡らせるため、場合によっては肌に有害物質が供給されて肌荒れを引き起こすといわれているのです。

アーユルヴェーダは「体から不要なものを取り出すこと」を重要視している医療です。

そのためにも、排出が促される朝の時間を十分にとることがおすすめです。

 

参考文献:
橋立博幸(2014)「理学療法で頻尿・失禁や便秘は改善するか?」『PT理学療法ジャーナル』第48巻第5号,p431, 医学書院
松生恒夫(2012)『名医が教える「便秘」を治す15の法則』平凡社
畠山さゆり(2013)『実践! 菜食美人生活 食べる・出す・ときどき断食』BABジャパン

著者のサロン紹介
アーユルヴェーダ 東京サロン「カルム」

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